今回もゲストは「介護職人」代表の今仲学さん。今仲さんは「介護が天職」と言い切っている。ほんとにこれは羨ましい話である。ただこういう羨ましい話は、なかなかないのが現実である。残念ながら…。私も、いまだに全てが模索中なのだから。
夢を持つことは素晴らしいし、夢を叶えて、天職につけるにこしたことはない。ただ、夢を叶える人がごくわずかなのも事実。ものすごく努力が必要で、プロスポーツ選手なみの強靭なメンタルが必要になる。それでも夢を追えるだろうか?
そして、世の中には夢なんて追っている場合ではない人も沢山いる。夢を持つことは本当に大切である。ただ、夢がないとダメなのか?そういうことでもないと思う。日々、この瞬間を楽しむ。今日よりも、きっと明日の方が楽しいと思い、一日一日を悔いのないように過ごす。これはこれでかっこいい生き方だと思う。
春山 満も「日に新た、日に日に新た、日に新た」とよく言っていたが、原点はここにあると思う。春山 満は明日生きていられるかさえわからなかった。夢はあったが現実とのギャップを考えると、一日を噛みしめて生きていたのではないだろうか・・・。だから夢がある生き方も良し。なくても良し。ということになると思う。ただ一度きりの人生なのだから、悔いのないよう生き抜くことだけは頭にいつもいれておいてください!
今回のゲスト今仲社長は放送で自分の仕事を天職だと言い切っている。宮内兄貴も言っているが本当に羨ましい。
僕はよく父の会社を継ぐために入社したと勘違いされているが、そうではない。無論、父からも会社を継げとも言われたことはない。父に反発し海外へ逃げ、初めて父のビジネスに興味を持ったというのが事実だ。当初、父からビジネスというものを学び3年で独立しようと考えていた。しかし、やればやるほどこのビジネスの深みにはまり、今やっていることが面白くてしかたなくなってしまったのだ。
これは僕個人の意見だが、今やっている仕事が天職だと感じるなら素晴らしいと思う。ただ僕は今の仕事が天職かと聞かれると正直わからない。天職かどうかは自分がリタイアする時に天職だったと感じられれば、これも素晴らしいことだと思う。このように感じられる人はほんの一握りだろう。だからこそ、そう思えるように今を大事に努力し、愚直に進まなければいけない。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |