本日のテーマは「情報」である。世の中、情報だらけ・・・。さらにブログ、フェイスブック、ツイッターなどの登場で個人がメディアを持てる時代になり、情報の数は無限にあると言っても過言ではない時代である。情報を整理する・・・。よく言うが、そもそも情報を簡単に整理することなんてできるだろうか?私にはなかなかできない。私は整理をするという概念よりもむしろ捨てることに重きを置いている。
日常では、まず新聞は読まない。昔までは多少スポーツ新聞だけは読んでいたが、最近ではまったく読まない。そもそも新聞に書いてあることって全部正しいのだろうか?もちろん事実がほとんどであるが、主観の部分も多い。それって個人の見解といえる。私は事実以外に興味はない。事実を知りたければ、インターネットの大見出しだけで十分である。
春山 哲朗社長は「情報は足で稼ぐ」と言っている。それはまったく同感である。だからと言って闇雲に動いていたら、情報に踊らされるだけになってしまう。だからここでも捨てることが重要になる。
私の場合「情報は人が持っている」と思っている。だからとにかく人と会ってコミュニケーションをとる。まずそこで互いに良い関係となるかならないか・・・。世の中誰とでもうまくいく訳ではない。これはしかたがないことである。冷静に考えたら仲が良くない人に、いい情報なんて流さないだろう。だから私は良好な関係の人の情報は、非常に大切にしている。情報は取りに行くものだが、決して踊らされてはいけない。だからとにかく自分の判断基準をもって捨てることが大切だと思う。
インターネットの発達によりこれまで以上に情報が便利に、言葉を変えれば安易に収集できるようになった。これは僕たちにとって喜ばしいことでもあるが、一方で僕たちが今以上に賢くならなければ、正しい情報を選び取ることができないということでもある。ここでいう正しい情報とは大多数が支持するものではなく、自分が納得できる真の情報のことである。
これまでの情報収集源は、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、書物などのメディア・出版関係が主であった。しかし、近年では前述の通りインターネットの普及で、素人の投稿があたかも専門家の意見のように扱われることがある。だからといってインターネットに制限をかけることは今更無理であろうし、この時勢からインターネット自体を取り除くことなど到底無理だろう。では、どうすればいいか。僕たちが賢くならなければいけない。タダより怖いモノはないといわれるように、正しい情報を取る為には、自らが行動し現場へリアルな情報をとりにいかなければいけない。そこにはお金、時間がかかる。当たり前のことだが、意外とインターネットの情報を信じ込んでいる人が多数いるのが事実。その情報は本当に正しいのか?というセンサーを張り巡らさなければ、素人の情報に左右され流されてしまう。「だってネットに書いてあったし・・・」と言い訳する人は、知識がなく情報に流され騙されてしまった人だ。情報というのは活きたモノでなければ意味がない。だから情報をたくさん収集したとしても、あれもこれもを取り込むのではなく、殆どを捨てる覚悟で1つでも2つでも得られるモノがあれば儲けものと思ったほうが良いと僕は思う。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |