今回のゲストは…私、宮内修。そして・・・テーマは「馬鹿者」。(笑) 今日まで、世の中を変えてきたのは、間違いなく突き抜けた馬鹿者である。そして、私はわが師匠である春山 満のこともそう思っている。
筋ジストロフィーの宣告を受けて、手になる部下がいればいい…足になる部下がいればいい…と思いビジネスをさらに加速させた。冷静に考えてみて、馬鹿者である。
だって生きることを考えないといけないはず。大切な人と1秒でも生きたい。私だったらそんな無茶な決断はできない。もし私が春山 満と友達だったなら、真っ先に止めていた。だって体力を使えば進行も早まり、本当に会えなくなってしまう。友達なら絶対に止める。
それでも春山 満は突き抜けた。そして成功を収めた。
なんの業界でも同じだ。誰がインターネットで商店街ができると思ったか?携帯にカメラが着いた時、こんなものいらないと思わなかったか?いつからSuicaで駅を通れるようになったか?
何か成し遂げた人は突き抜けた馬鹿だ!そして己を信じ、誰の批判も受けようとも黙々とやった人である。
馬鹿と天才は紙一重というが、私はそうは思っていない。馬鹿と天才はイコール。
だから馬鹿を極める。そして突き抜ける。それが私の日々の目標である。
今回の放送では特に『ばか者』がフォーカスされている。この番組の準レギュラーであり一番弟子の宮内兄貴は、ばか者でも突き抜けたばか者にならなければいけないと語っている。父も同じことをよく言っていた。「世間の常識に囚われず、自らが志を持って突き進めば必ず道は拓ける。世間からすれば非常識な事をやっているわけだから、必ず批判される。ただ、それが自分の信じた道であれば、自分を信じなさい」
今回の放送を終え改めて父のこの力強い言葉を思い出した。常識に囚われるのではなく、非常識から常識をつくっていかなければいけないと僕も痛切に感じている。その為には兄貴が言うように突き抜けたばか者になる努力が必要だ。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |