先週に引き続きゲストは、株式会社いきいきらいふ 代表取締役左 敬真さん。『介護甲子園』の理事長でもいらっしゃる。さて、今回のテーマはもちろん、『介護甲子園』。 『介護甲子園』とは左理事長が立ち上げた介護業界に働く人が最高に輝ける場を提供するイベントで、既に5回開催されている。介護事業所や勤務される従業員にもっとスポットを当てたい、介護職に誇りをもってほしい、という左理事長の理念をもとにはじまったものである。私もこの『介護甲子園』に顧問という形で参画させていただいているが、本当に素晴らしいイベントである。皆様にも、是非一度ご覧になっていただきたい。
しかしながら世間一般には、介護というと良いイメージを持たれる方は少ない。老後・汚い・きつい・給与が安い、あまりポジティブな言葉はでてこない。でもいつか、介護職という職種が憧れの職業になるかもしれない。このように書くと、「そんなことは、絶対起こらない」という声も聞こえそうですが・・・
では昭和の時代、スマートフォンのようなものが普及すると想像できただろうか?インターネットでショッピングができると想像できただろうか?好きな音楽やテレビがどこでも楽しめると想像できただろうか?今では普通に行われていることも、数十年前は夢物語だった。
では、難病で手足も不自由な状態で、起業できると思えるか?冷静に考えたら、こんなことありえないと思う。それでも、春山 満はこれをやってのけたのである。人間ってすごい。何かを作り出すエネルギーがある。
パイオニアはいる。人間はすごい。
だから、左理事長の思いはいつかきっと、現在の介護業界を根本的に変える!!私はそう信じている。
先週に引き続きゲストは株式会社いきいきらいふ 代表取締役会長の左 敬真氏だ。今回の放送では一般社団法人 日本介護協会で行っている『介護甲子園』について語っていただいた。
このゼロから新しいプロジェクトを起こすことは並大抵の努力ではできない。むしろこの『介護甲子園』に関して言えることは、介護業界や現場で働くスタッフにとって間違いなく新しい価値の創出に近いものがあると思う。だが、このコンセプトを理解してもらいスポンサーを集めることは極めて難しい。しかし、今年でこの大会は6回目を迎える。そして、東京を離れ初めて大阪で開催される。
父 春山 満の言葉を借りると「ロマンとそろばん」を併せ持ち、この両輪がしっかり駆動すれば健全な運営とともに発展し続けられる。ロマンだけでは飯を食えない。そろばんだけでは面白くない。新しい価値を創出し継続させていくには、このキーワードを忘れてはいけない。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |